優れた品質のコーヒーを調達することは、私たちにとって必要不可欠な要素です。生産地とのつながりによってエシカルでトレーサブル、そして素晴らしい風味を持ったコーヒーを自信をもってみなさんに届けることができます。これこそが私たちが求めるソーシングのあり方です。
Specialty-Grade Flavour
2001年以来、オールプレスはコーヒーの大半を産地から直接調達しています。この間にエシカルなパートナーとのつながりを築き、みなさんに素晴らしいコーヒーをお届けできるよう長年にわたって協力してきました。これは私たちが求める風味や品質をもったコーヒーを国内で見つけることができなかったためです。ブレンドやシングルオリジン用に調達するのは、SCAスケールで少なくとも83点以上のスペシャルティグレードのコーヒーのみです。スペシャルティコーヒーのダイレクトソーシングを始めたことで、私たちの軸であるブレンドのフレーバープロファイルに合うコーヒーを独自に入手することができ、さまざまな種類の高品質なシングルオリジンの風味を試せるようになりました。
Our Coffee RangeLong-Term Partnerships
産地との長年にわたるパートナーシップによってアイコニックなフレーバー、品質、そして安定性を兼ね揃えたコーヒーを調達し、日々みなさんにお届けできています。私たちがこの方法でコーヒーを調達する理由のひとつは生産者が次の収穫までの資金を確保することでビジネスに投資し、コーヒーの品質を向上させることができるためです。これによってオールプレスのフレーバーに必要な品質と安定性を保つことができます。産地で築いてきた長期的な信頼関係は私たちが誇る財産です。中には15年以上もの関係が続いているパートナーもいます。
Coffee Origin StoriesTraceability and Ethics
オールプレスはエシカルなサプライヤーと生産者のみからコーヒーを調達し、サプライチェーン全体の関係を強化するために定期的に産地のパートナーを訪問しています。この訪問を通じて、経済的、社会的、環境的な取り組みが産地で行われていることを確認し、パートナーとともにより良い影響を与えるプロジェクトを支援しています。
Our Sourcing PartnersOur Import Partners2017年、ブラジルへのオリジントリップ。前任の生豆バイヤー Shane Loweと、MC Miaki コーヒーエステートの Marcos Miaki、NKG Stocklerの Ole Kerbsties、MC Miaki コーヒーエステートチームの3人組。
Coffee Sourcing FAQ
オールプレスの87%の生豆は、長年取引しているエシカルな輸出業者の力を借り、質の高い豆を生産している農園や協同組合から直接調達されています。
毎年新しいパートナーも開拓していますが、それでも仕入れ先の60%は5年以上、さらに48%は10年以上の付き合いです。最長だと20年以上となるパートナーもいます。様々な人々と築き上げてきた信頼関係は、私たちが誇る財産です。
オールプレスのコーヒーはスペシャルティグレードのアラビカ種ですか?
はい。オールプレスで使用されるコーヒー豆の100%が、スペシャルティグレードのアラビカ種です。スペシャルティコーヒー協会 (SCA) の判定で、すべてにおいて最低83点、あるいはそれ以上を獲得しているコーヒー豆です。
ブラジル、コロンビア、グアテマラ、インドネシア、パプアニューギニア、ペルー、ホンジュラスから調達しています。2022〜23年には、エチオピアとタンザニアからも輸入する予定です。
産地からどのように直接コーヒー豆を調達していますか?
生産や流通の経路がはっきりとしたスペシャルティコーヒーを長期的に購入するため、生産国の輸出業者と連携して調達を行っています。生産地から直接調達することで、サプライチェーン全体においても多くの関係性を築き、買い付けるコーヒー豆に対して私たちがより深く関わることができます。メインブレンドのフレーバーを構成する豆を大量に仕入れる必要がある私たちにとって、これは効果的な方法です。
調達における私たちの目標は、お互いに有益な関係性を築き、それを誇りを持って育てていくことです。大半の仕入れ先との取引が5年以上、中には20年以上の歴史を共に歩んできたパートナーもいます。新しく取引を始める際には、私たちが求めているフレーバー、品質、量などの情報を輸出業者に共有し、彼らがそれに合った地元の農園や協同組合に繋げてくれます。
ほとんどのコーヒーを毎年同じ仕入れ先から調達することで、オールプレスにとっては一貫したフレーバーを保つことにつながり、農園にとっては毎年確実な買い手がいるという安心につながります。私たちは関係性を深めるため定期的に産地を訪れてコーヒーをテイスティングしたり、農園を視察し、生産者に会いに行っています。
産地から直接輸入するようになったのはいつからですか?その理由は?
直接輸入するようになったのは、2001年からです。当時流通していた豆の質に私たちは満足することができませんでした。サプライチェーンをしっかりとコントロールしつつ、従来では手に入らない、より良い風味や品質のコーヒーを買い付けたいと私たちは考え始めました。生産国から直接輸入する「ダイレクト ソーシング」によって、今あるオールプレスらしい風味を作り出すことができたのです。
それから私たちは多くの素晴らしい出会いを経験し、長期的な関係を築いてきました。今のオールプレスの目標は、こうした関係をさらに深め、コロンビアペスカドールのように原産国に変化を与えることができるプロジェクトに生産者と一緒に取り組んでいくことです。
オールプレスのコーヒーはトレーサビリティに配慮されていますか?
はい。私たちのコーヒーのトレーサビリティ、つまりどのように生産され流通しているかについては追跡できるよう、注意を払っています。期間限定や地域限定で販売するコーヒーに関しても同じです。サプライチェーンをたびたび見直しながら、エシカルで透明性が高いことを確認し、改善点を探しています。今年、私たちは大きな農園が地域内の複数の小規模農家から豆を買い入れていたというケースを2件確認しました。その地域では珍しくないことですが、私たちにとってはサプライチェーンが不透明になることは問題です。そのため、輸出業者と協力して透明化の改善を進めています。コロンビアペスカドール取り組みを行ったり、フェアトレードやレインフォレスト・アライアンスの認証を受けた豆に切り替える等の方法もあります。
このような取り組みによって、2024年までには農園の規模に関わらず、私たちが取り扱うコーヒー豆は100%流通経路が追跡可能となる予定です。
はい。毎年一つ以上の生産地を訪れています。現地を訪れる目的は、輸出業者と対面で会い、彼らと一緒にコーヒーをテイスティングして、私たちの求めるフレーバーや質といった基準を共有することです。ロースターにとっては現地を視察することで、自分たちが毎日携わるコーヒーへの理解が深まります。豆を仕入れている現地の協同組合や農園を実際に訪れることで、生産者、組合、工場など、サプライチェーンでつながる各所との信頼関係を深めることができるのです。
農園での労働環境を視察することや、その地域における社会的、経済的な取り組みも知ることも、この旅の大切な目的です。
コロンビアやブラジルへのオリジントリップについては、この記事でも読むことができます。
なぜ国内(NZ、AU、UK、JP)でもコーヒー豆を仕入れるのですか?
国内の輸入業者は様々なコーヒー豆を取り扱っています。彼らは膨大な種類の豆を揃え、用途やフレーバー、消費者層など、多様なニーズに対応が可能です。私たちにとっては、特定のブレンドに必要な豆や、ディカフェ、珍しいシングルオリジンがすぐに探し出せるという利点があります。エシカルな輸入業者と取引することで、彼らが行なっている環境保全、社会・経済的向上への取り組みを支援するという一面もあります。
はい。現地との信頼関係をベースに、スペシャルティコーヒーを買付けているエシカルな会社を選んでいます。輸入業者にも様々なタイプがあり、例えばFalcon、Cafe Imports、D.R. Wakefieldsのような複数の国を受け持つ大きな企業もあれば、Indochina Coffee、Ensambles Coffee、South India Coffee Companyといった少数の生産者と提携し、中国の雲南省などの新しい地域を取り扱う会社もあります。彼らのウェブサイトで各地域の代表的な生産者との素晴らしい取り組みを紹介しており、産地で行われている環境保全、社会・経済的向上のためのプロジェクトもぜひご覧ください。
各国の輸入業者リストや、それぞれのエシカルな取り組みについては、2021年版輸入パートナーのページをご覧ください。