私たちの使命は、世界有数のカフェのためにコーヒーを調達し、焙煎することです。最高のカフェには最高の風味が必要であり、カフェインレスコーヒーも例外ではありません。

What’s the point of having decaf coffee, right? 

信じられないかもしれませんが、たとえディカフェのコーヒーだとしてもカフェインの除去を正しく行えば、風味が普通のコーヒーと変わることはほとんどありません。ある特別な方法でカフェインを取り除くことにより、厳選されたスペシャルティコーヒーのユニークな風味をそのままにカフェインレスにすることができるのです。

長年行われてきた薬剤によるカフェイン除去法によって風味が損なわれたカフェインレスのコーヒーが市場に出回った結果、ディカフェに対するコーヒードリンカーの印象は徐々に悪化していきました。

科学的なカフェイン除去のプロセスは短時間で容易な反面、通常のコーヒーが持つ繊細なアロマやフレーバー(私たちが大好きなコーヒーの魅力)が失われます。さらに、化学溶剤や二酸化炭素を使用して加工されたことによって生まれる特有の風味のコーヒーは、世間で親しまれているカフェインレスコーヒーの大半を占めてしまっています。

そして、私たちがスペシャルティコーヒーを調達するために費やしている多くの時間は、こうした扱いを受けるディカフェのコーヒーを救うためにあります。

Not all decaf coffees are made the same. 

オールプレスでは、スイスウォータープロセスとマウンテンウォータープロセスという、化学薬品を一切使用しない環境に最も配慮したカフェイン除去法を採用しています。この2つの加工方法は互いによく似ていて、カフェインを99.9%取り除きながらもスペシャルティコーヒーが持つユニークな風味を保つことができるのです。

この2つの方法では、生豆を高温のお湯で蒸したり水に浸したりしてカフェインを除去していきます。ただし、このプロセスではフルーティーな酸や甘み、油分といった、コーヒーに残したい他の成分も一緒に抽出されます。

抽出された成分がチャコール(場合によってはカーボン)のフィルターに通されることで、粒度の大きいカフェイン分子がすべて集束され、水やその他の成分はそのままろ過されます。この作業を何度も繰り返すことによって抽出液がカフェインフリーとなり、カフェイン含有量を極限まで抑えたディカフェコーヒーが出来上がるのです。

上記でご紹介した2つの加工方法の主な違いは、コーヒーをどこでカフェインレスにするかにあります。マウンテンウォータープロセスはメキシコで最も標高が高い山であるピコ・デ・オリサバの水を使用して加工されます。一方、スイスウォータープロセスは1930年代にスイスで生まれましたが、現在はカナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーの近郊で加工されています。

カフェインが除去されたコーヒー生豆はオールプレスのロースターのもとへ送られブレンドと焙煎が行われます。私たちは風味と安定性を重視してコーヒーをブレンドしますが、カフェインレスの場合も例外ではありません。

定番ブレンドのひとつであるハウス・ディカフェは、チョコレート、キャラメル、トフィー、シトラスの風味がバランスよく感じられるコーヒーで、オールプレス・ブレンドと同じ焙煎度合いでローストされています。いつものコーヒーの風味はそのままにブレンド・焙煎された素晴らしいカフェインレスコーヒーです。

カフェインレスコーヒーは、適切なケアと細部へのこだわり次第で驚くほどおいしくなります。オールプレスが誇る独自の熱風式焙煎によって生み出された、甘くクリーンな風味をぜひお楽しみください。