焙煎方式の重要性 — Finding the Truth to Great Flavor

私たちは自分たちが造り上げたロースターに誇りを持っています。そしてそれは、常に最高の風味のコーヒーを楽しむことができる理由の一つでもあるのです。

1980年代後半、創業者であるマイケル・オールプレスがアメリカ北西部に住んでいた頃、彼はコーヒーの風味に影響を与えるものは何なのかということに興味を持ち始めます。そして、コーヒーは産地、精製方法、機器が重要とされる一方で、これまでマイケルが飲み続けていたコーヒーにはまた別の共通点があるということに気づきました。それは普通のコーヒーと特別なコーヒーを明確に分けるもの ― 焙煎方式だったのです。

ある時、マイケルはヨセミテにあるアワニーホテルのコーヒーカップにとあるロースタリーの名前が書かれていることに気づき、ホテルの近くにあるそのロースタリーまで埃っぽい道を通りながらたどり着きます。そして、そこで働く焙煎士がその日の最後の仕事をしようと焙煎機に火をつけたのを見たとき、はっと気づきました。彼の目の前にあるのは、あらゆる風味の起源となるもの ― 熱風式焙煎機だったのです。

この発見以来、オールプレス・エスプレッソはこの優れた方式で焙煎されたコーヒーだけを扱うようになり、現在までに3台ものロースターを改良してきました。また、ダニーデン、メルボルン、ロンドンのロースタリーでは、テクニカルエンジニアのマイク・スコビーと提携し、風味を第一に考えた独自のロースターを開発することで、さらに一歩先を進んでいます。それがまさにロースターが造り上げたロースターであるA.R.T. ― Air Roasting Technologies(熱風式焙煎機)なのです。

熱風式焙煎の魅力は見えないところにあります。一般的なドラム式焙煎ではコーヒーがクーリングトレーに落ちるときに煙が出ますが、熱風式焙煎の場合はドラム式で排出される灰色の煙が出ないというのが大きな特徴です。それにより豆の個性が際立ち、ドラム式焙煎にありがちな焦げたような風味は煙も含めて消えます。

もうひとつの魅力についても目には見えませんが、今度は味わうことで分かります。熱風式焙煎はコーヒーの自然な甘みを高めてなめらかな風味を作り出すことから、オールプレス・エスプレッソの特徴でもある、心地よい余韻が残るフレーバーに仕上げることができるのです。

私たちは自分たちが造り上げたロースターに誇りを持っています。そしてそれは、常に最高の風味のコーヒーを楽しむことができる理由の一つでもあるのです。これを知っていただくためにも、ぜひオールプレスのカフェでコーヒーを味わってみてください。なお、遠くにお住まいの方はオンラインストアをご利用ください。あなたの次のコーヒーアドベンチャーのために。